Book Zazen

書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。日本でのアニマルウェルフェアの推進に賛成します。

日本の思想

榎本武揚と害虫ー『近代日本の万能人・榎本武揚より』令和5年12月15日(金)

榎本武揚と害虫ー『近代日本の万能人 榎本武揚より』令和5年12月15日(金) 最近、浜松旅行の途中から更新できていませんが、この間にも名古屋旅行にも行ってきました。 ★家人からくれぐれも「トコジラミ」を持ち帰らないように言われて、樟脳のオイルを購入…

源流紀行☆浜松篇 三 遠州鉄道~天竜浜名湖線 令和五年八月某日 晴れ

源流紀行☆浜松篇 三 遠州鉄道~天竜浜名湖線 令和五年八月某日 晴れ 浜松駅前 浜松駅前はおしゃれだ。駅前にはJRと浜名湖線が走っている。 カフェのプロントなどもあってシャレオツだ。 だがあまりに暑すぎて、アイスの自販機もほとんど売り切れ。グレープを…

源流紀行☆浜松篇 二 賀茂真淵記念館 令和五年八月某日 晴れ

源流紀行☆浜松篇 二 賀茂真淵記念館 令和五年八月某日 晴れ 賀茂真淵記念館 側壁より 遠鉄バスの「鴨江坂上」という停留所で下車したものの、スマホのGoogle Map頼りに移動し始めた。このあたりは住宅街のようだ。浜松も日差しがとても暑い。冷却タオルを持…

源流紀行☆浜松篇 令和五年八月某日 晴れ

源流紀行 浜松篇① 令和五年八月某日 晴れ 浜松を選んだ理由。 今年の夏は、旅行先として浜松を選んだ。 賀茂真淵の生まれ故郷だからだ。 前回、本居宣長記念館に行った時にも書いたが、名前だけ知っていて、詳しく知らない人物ことが多いからだ。伊勢に行っ…

源流紀行 八 番外編 令和五年七月七日(金)晴れ

源流紀行 八 番外編 令和五年七月七日(金)晴れ 伊勢神宮の内宮は、食事面でも楽しい。 てこね寿司 おかげ横丁は見ているだけでも楽しいです。 そのひぐらし?

源流紀行 七 内宮参拝 令和五年七月七日(金)晴れ

源流紀行 七 内宮参拝 令和五年七月七日(金)晴れ 内宮 宇治橋 内宮を参拝してきました。 平日だったのでそれほど混んでいなかったので幸いでした。 日々の仕事で疲れ切っていたのですが、神宮の森厳さを感じることで、もう一度元気を取り戻した気分になり…

源流紀行 五 松阪駅から五十鈴川駅までの注意点 令和五年七月七日(金)晴れ

源流紀行 五 五十鈴川駅 令和五年七月七日(金)晴れ 昼食を取り、松阪駅に向かう。 松阪駅にはJRと近鉄が乗り入れており、観光スポットはJR側の出口たる南口である。本居宣長記念館に行く前に時刻表を見ておいたのだが、やけに少ないなと思ってたら、これは…

源流紀行 四 お昼ご飯 松阪ラーメン不二屋  令和五年七月七日(金)晴れ

源流紀行 四 お昼ご飯 松阪ラーメン不二屋 令和五年七月七日(金)晴れ 松阪 不二屋 ラーメン お昼ごはんは、松阪で食べようと出発前から思っていました。 松阪から伊勢への移動は、12時ごろになり、お昼時になるはずだったから、先にご飯を食べないと伊勢は…

源流紀行 三 メモ 本居宣長記念館にて 令和五年七月七日(金)晴れ

源流紀行 三 本居宣長記念館 令和五年七月七日(金)晴れ 私が館内でモレスキンにメモをした言葉と補足から: 大日本天下四海画図(本居宣長記念館掲示による) 1.本を読む 本を読む事を恥じない。 2.北村季吟 源氏物語湖月抄も読んでいないし、読む雰囲…

源流紀行 二 松阪~本居宣長記念館 令和五年七月七日(金)晴れ

源流紀行 二 松阪~本居宣長記念館 令和五年七月七日(金)晴れ 源流紀行 二 松阪~本居宣長記念館 令和五年七月七日(金)晴れ 松阪駅 本居宣長記念館 朝早く起きて、松阪へ向かう。 普段行かない駅で通勤・通学する人々を観察できた。 松阪駅 午前、松阪到…

源流紀行 令和五年七月七日(金)晴れ

源流紀行 令和五年七月七日(金)晴れ 今日、松阪~伊勢に日帰りで旅行した。 約10年ぶりだ。 行って良かった。 自分の学問の源流、初志を思い出した。 大人になってから、伊勢方面には4,5回訪れたと思う。 最後に行ってから、ずいぶん自分の立場も変化し…

素敵な人ー加古隆さん(加古隆50thアニヴァーサリーコンサートより) 令和5年5月20日(土)晴れ

素敵な人ー加古隆さん(加古隆50thアニヴァーサリーコンサートより) 令和5年5月20日(土)晴れ いずみホール NHKのドキュメンタリー「映像の世紀 バタフライエフェクト」は、私の目から見ても良くできている。 貴重な映像、エピソード、そして映像音楽のシ…

本日購入した本ー内村鑑三『キリスト信徒のなぐさめ』 令和5年2月16日(木)

本日購入した本ー内村鑑三『キリスト信徒のなぐさめ』 (岩波文庫、1939年)令和5年2月16日(木)寒い 「「不敬事件」により苛烈な批判を受けた内村鑑三(1861-1930)は、さらに重病、失業、愛妻の死、極貧、信仰共同体からの疎隔という幾重もの苦難に襲われ…

大杉栄の吉野作造評(というか酷評)『大杉栄評論集』よりー令和5年1月28日(土)雪

大杉栄の吉野作造評(というか酷評)『大杉栄評論集』よりー令和5年1月28日(土)雪 「吉野先生は個人的自由を徹底的に進めれば無政府主義になるから悪いという。しかし先生は無政府主義がなぜ悪いかということについては一言もいわない。」(『大杉栄評論集…

本日購入した本ー中村天風&大杉栄 令和5年1月26日(木)寒い

本日購入した本ー中村天風&大杉栄 令和5年1月26日(木)寒い 連日、電車の遅延が発生します。中には何時間も電車に閉じ込められた人もいるよね。持病がある人、トイレに行きたい人、密集して時間を過ごすのが苦手な人はつらい。 こんなことが平然と起こる日本…

年越し中村天風ー『幸福なる人生』令和4年12月31日(土)

年越し中村天風ー『幸福なる人生』令和4年12月31日(土) 「追い詰められたとき、生きる道を見出す時間が待ちきれなくなって、大抵は自分の命を落としてしまうようなばかげたことをやっちうまうんです。」(『幸福なる人生』PHP、2011年、184頁) 院生時代には友…

吉村昭『白い航跡』薩摩藩士・海軍軍医の高木兼寛の物語ー令和4年9月10日(土) 暑さ少し和らぐ

吉村昭『白い航跡』ー令和4年9月10日(土) 暑さ少し和らぐ 本日届いた本について。 戦(いくさ)での負傷兵。滅多に描かれないし、戦功を建てた人物に目が行きかち。でも、圧倒的に負傷兵の方が多い。 江戸から明治にあたりの医師に関する物語は、司馬遼太郎…

維新道楽紀行 飛騨高山篇⑥ 高山陣屋~飛騨護国神社 令和4年8月20日(日)晴れ 

維新道楽紀行 飛騨高山篇⑥ 高山陣屋~飛騨護国神社 令和4年8月20日(日)晴れ 維新道楽紀行 飛騨高山篇⑥ 高山陣屋~飛騨護国神社 令和4年8月20日(日)晴れ 高山陣屋 鎧武者 山岡鉄舟 ホテルを9時頃出て、駅に荷物を預けた。 晴れていたから、マツモトキヨシでパ…

維新道楽紀行 飛騨高山篇⑤ 高山駅~高山陣屋 令和4年8月20日(日)晴れ 

維新道楽紀行 飛騨高山篇⑤ 高山駅~高山代官所 令和4年8月20日(日)晴れ 維新道楽紀行 飛騨高山篇⑤ 高山駅~高山代官所 令和4年8月20日(日)晴れ 1.高山駅前 2.高山代官所 1.高山駅前 昨日とは打って変わって、快晴の高山市駅前。 ホテルをのんびり目に…

維新道楽紀行①「飛騨高山」ー令和4年8月19日(土)雨

維新道楽紀行①「飛騨高山」ー令和4年8月19日(土)雨 今年のお盆休みは、縁あって岐阜県高山市に行ってきた。 日常生活に戻った今も余韻が残っている。 「維新道楽紀行」と銘打ったが、鹿児島や萩のように歴史的興味だけで行ったのではない。自分を見つめ直す…

今日買った本 ー佐伯啓思氏『経済学の方法』& 布袋バンドスコア&『富岡鉄斎 大田垣蓮月』令和4年8月7日(日)酷暑

今日買った本 ー佐伯啓思氏『経済学の方法』& 布袋バンドスコア&『富岡鉄斎 大田垣蓮月』令和4年8月7日(日)酷暑 月一のお出かけでした。 今日買った本 『富岡鉄斎 大田垣蓮月』(新学社、2007年) 近代浪漫派文庫。保田與重郎の文庫本シリーズが出てい…

今週買った本ー岡本隆司『曾国藩ー英雄と中国史』(岩波書店、2022年)ー令和4年7月23日(土)晴れ

今週買った本ー岡本隆司『曾国藩ー英雄と中国史』(岩波書店、2022年)ー令和4年7月23日(土)晴れ 岡本隆司『曾国藩』 購入動機 私が清末の政治家・曾国藩をはっきり意識したのは、安岡正篤氏の『東洋思想と人物』(明徳出版社、平成十一年)によってであった(…

GWにおける葦津珍彦氏『永遠の維新者』ー令和4年5月7日(土)晴れ

葦津珍彦氏の『永遠の維新者』令和4年5月7日(土)晴れ やあ!今年のGWは令和改元の時のような、嬉しさが少しだけだけど戻ったよね。潮干狩りで喜んでいる子供のニュースを見てそう思ったよ。 葦津珍彦氏の『永遠の維新者』令和4年5月7日(土)晴れ 本題 <…

は!?汎神論ですか・・・。令和4年4月6日(水)

は!?汎神論ですか・・・。令和4年4月6日(水) 最近のVRやメタの出現によって、新聞にデビッド・チャーマーズのインタビューが載っていたから、久しぶりに興味を持った。 自分は培養器の中の脳ではないのかというのは、永井均氏の『翔太と猫のインサイトの夏…

アンセムが欲しいー鐵槌(SLEDGEHAMMER)「儚き花」を聴くー令和四年一月二日(日)

アンセムが欲しいー鐵槌(SLEDGEHAMMER)「儚き花」を聴くー令和四年一月二日(日) www.youtube.com アンセムが欲しいと思ったことはないだろうか? アンセムとは、代表曲や国歌(ナショナル・アンセム)などのように、自分たちを代表するかのような歌のこ…

正法眼蔵の参考書についてー西谷啓治著作集よりー令和三年十二月十七日(金)雨のちくもり

正法眼蔵の参考書についてー西谷啓治著作集よりー令和三年十二月十七日(金)雨のちくもり 前回、正法眼蔵を読んでいないのに、死んでいくのかという夢の話をした。 そして、道元から人生論を引き出した本を紹介した。 その後、思い出したのだが、西谷啓治(…

「生きていけない」と悩むのは人間だけー夢の旧作ー令和三年十二月十三日(月)

「生きていけない」と悩むのは人間だけー夢の旧作ー令和三年十二月十三日(月) 「この大自然の中で「生きていけない」といって悩んでいるのは、人間だけだ」 (14「落ちこぼれること」を恐れないー仏道の身心は、風雨水火なり<発菩提心>、境野勝悟『道元…

エエカゲン派の数学史ー森毅氏『森毅の学問のススメ』ー令和三年十一月二十二日(月)雨

エエカゲン派の数学史ー森毅氏『森毅の学問のススメ』ー令和三年十一月二十二日(月)雨 エエカゲン派の数学史ー森毅氏『森毅の学問のススメ』ー令和三年十一月二十二日(月)雨 『森毅の学問のススメ』(筑摩文庫、1994年。原著は1985年刊行) ルネサンスあ…

養老孟司氏『AI支配でヒトは死ぬ』ー本日買ったものー令和三年十月三日(日)夏のような晴れ

養老孟司氏『AI支配でヒトは死ぬ』ー本日買ったものー令和三年十月三日(日)夏のような晴れ 養老孟司氏『AI支配でヒトは死ぬ』 滞事を一掃し、新たなことにも取り組んでいる今日この頃。 朝から動いていました。 さて、先日「表現者クライテリオン」のHPを…

「酔生夢死の生涯をおくるなかれ」ー平田精耕『禅からの発想ー自由自在に生きる』ー令和三年八月二十六日(木)

「酔生夢死の生涯をおくるなかれ」ー平田精耕『禅からの発想ー自由自在に生きる』ー令和三年八月二十六日(木) 「一つの道に、あるいは一つの仕事に阿難のごとく二十年、三十年と打ち込む。そうして苦労に苦労を重ねてこそ初めて一つのことが身につくのです…