Book Zazen

書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。

名言・自己啓発

大森曹玄翁の大河①

はじめに 大森曹玄翁のことを初めて知ったのは、まだ20代前半の頃だったと思う。当時興味を持ち始めていた「禅」について知りたいと購入したのが『別冊太陽31 禅』。その紹介記事で、翁が道場を背景にして直心影流の稽古姿をしている写真が掲載されていた…

体とは病気の容れものー山田無門『愛語』(禅文化研究所、平成26年)より

「体とは病気の容れもの」(山田無門『愛語』禅文化研究所、平成26年、80頁)。 子供の時は、ほとんどの人が元気。いつまでも人生が続くような感じがする。それに耐えられなかった自分がいる。でも大人になったら気がつく。それは。 「体とは病気の容れもの…

心霊の実験記ー内村鑑三『ヨブ記講演』第一講より

内村鑑三『ヨブ記講演』(岩波書店、2014年)・・・。 特に言うことなし。実際に読めばよい。 気になった箇所を自分の言葉もまじえて、まとめておく。 (第一講より)ヨブ記とは ・「人は何故に艱難に会するか、殊に義者がなぜ艱難に会するか」という問題を…

ヨブ記 2

その後、ヨブの旧友が3人訪ねてくる。 旧友エリファズは 罪のない人が滅ぼされ 正しい人が絶たれたことがあるかどうか(4-7) "remember: who that was innocent ever perished?" と、罰を受けたのはヨブが隠れた罪を犯したからだと非難する。 それに答え…

ヨブ記

時折、ヨブ記を読み返し、ここに記そうと思う。 私が聖書を購入したのは、大学生の時だ。 その時は、講義の関係で、「出エジプト記」が、いかに欧米の政治思想の骨格を形作っているかということを知るために読んだ。だが、いまはちがう。そんな賢こぶったこ…

本を捨てました。

これからの人生を考えて、大学・大学院までに集めてきた本を捨てました。残りの本も捨てる予定です。ブログに知識が盛り込めなくなるが、そんなことのために置いておくことができない。 本当に必要なだけ本を手元に置きます。 ・3~5年以内に再読しない本は、…

価値を見いだせない仕事をしているときードラッカーの『プロフェッショナルの条件』より

日々、「作業」としての仕事をしている。 給料を得るためだけに行く仕事。一日の大半の時間が消えて行くというのに、何の意義も感じられない仕事をしにいく。嫌悪感すら抱く場所に・・・。 ならば辞めるか。 最近購入し、大急ぎで読んだドラッカーの『プロフ…

「講説の師」と「人間の師」ー安岡正篤氏『人間の生き方』より

安岡正篤氏は陽明学者であり、東洋の政治哲学を説いた賢人である。 その著作『人間の生き方』(黎明書房、2006年)の「人物・時世と学問・教育」の「付」の「学生憲章」の六に次の言葉がある(巻末の初出一覧によると、は昭和44年の講演のようだ)。 「講説…

日々を見つめ直す言葉ー大森曹玄氏『驢鞍橋講話』よりー

偉大なこととは何か 大森曹玄氏『驢鞍橋講話』の中に「世にもてはやされるな」という一節がある。 そこにある人に向けて語った言葉がある。 「偉大とは大きなことをすることではない、小さなことを徹底的にやり抜くことだ」*1 この言葉は青年の頃の大森氏が…

自分の現状を見つめ直す言葉~利根川進『私の脳科学講義』より~

日々雇われて仕事をしていると、このままでいいのか。一日の大部分を費やして、こんなことを一生続けていくのかと自問する時があるだろう。そんなときに利根川進氏の言葉を思い出す。 「内容のない人間とつきあっているのは、その人自身の能力のなさをしめし…