Book Zazen

書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。日本でのアニマルウェルフェアの推進に賛成します。

最後の踏ん張りー令和元年5月3日(金)晴れ

最後の踏ん張りー令和元年5月3日(金)晴れ

 

あと3日ででGWが終わる。

仕事がある長期休暇。有意義なものとしたかったが、起床時間が乱れ、心が乱れ思うように心境が進まない。

 

仕事をしている日にはしなくていい事を付け加えるから時間がなくなるのだろうか。

 

この人生二度と前向きにはなれないが、マクロビで教えてもらった味噌汁をもう1年ぶりぐらいで作った。以前は、料理をよくしていたが、転職してから、料理を作る気力がなくなった。もうぐったり。子育てしながら仕事をしている人は、どうやって乗り切っているのだろうか。私は自分のことで手一杯。

 

昨日は、C言語のためにEclipseという開発環境をインストールするのに手間取った。インストールしてからも、うまくコンパイルできなくて、いまもそのまま。

 

今日は、1999年ごろに買ったiMacの処分準備に午後の時間を費やした。もはやリストアできるようなソフトが残っていないから、物理的にHDを取り出し、それだけ別に処分しようと取り組んだ。

 

ところがiMacの分解をするのが結構難しく、手も痛いし、この後、家電リサイクル法で処分費用3000円かかることになる。トホホ。結局、パソコンというのは時間の短縮をするように見えて、周辺的なものに時間がかかるものだ。

 

家を一部そうじし、扇風機を出して、きれいにするなど、ちゃんとやることはやった。その間、藤井聡氏と中野剛志氏の対談「築土構木の思想」をYoutubeで流していた。今日はジムはお休み。ほぼ家の中にいた。

 

・公務員の引き継ぎ本を読み、抜粋を作った。⇒段取り、失敗学などにつなげていく。

・早めに風呂に入り、夕食もほどほどにして、家計簿つけなどしている。

 

夕方、窓の外を眺め、流れる雲をただ見ていた。人生で何事も成し遂げていない自分。ただ時間が過ぎ去っていく自分。本当に情けなくて自分を嫌悪する。もうこのまま消えてなくなりたい。

千日回峰行を二度満行した酒井雄哉さんの『がんばらなくていいんだよ』(PHP,2013年)を読みながら。

その日暮らしの頃を振り返って、「僕も大人になってからは、同じようなことをやって過ごしていたな。三十四~三十五歳ぐらいから比叡山へちょいちょいちょいちょい、おばさんと一緒に遊びに来ていたけど、その間もお小遣いをもらっていてね」(119頁)。

毎晩遊び歩いていた酒井さんに、後に師匠となる人が「おまえも四十になってしまったよな。そろそろ背中に一本、楔でも入れなきゃダメだな」と言われ、お寺で手伝いをすることになり、そこで生活するなら得度しておいた方がいいということで、お坊さんの道に進んだ。

「僕なんか四十歳からそれらしい線を走っていって、完全にその道を行けたのは四十九歳からなんだ。五十歳近くまで、ただ普通に突っ走るところまではいかずに、ゴジョゴジョしていただけだからね」(121頁)。

酒井さんはいろんな所に住んでいたらしいけど、この頃は大阪の布施のあたりでたむろしていたらしい。四十近くまで、ふらふらしていたらしい。そんな所に千日回峰行を二度までも満行し、「生き仏」と仰がれる人物が眠っていたのかと思うと涙が出る。

 

「五十歳になってはじめて大人の世界に入っていって、住職にさせてもらって、そこから残りの人生は「もうこれでいくんだ」という気持ちでやっていったら、行者になってそのまま自分の道を進んで行くことができたんだ」(121-122頁)。

 

五十歳か。五十歳になった時に、仕事はあるのだろうか。健康は維持できているのだろうか。

 

「だから、年齢は関係ないんだよ。その人の気持ちひとつでいくらでも変えていけるからね」(122頁)。

本当にそうだろうか。私も救われる日が来るのだろうか。本当にそうなのだろうか。

 

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昨日のウォーキング時の写真

さっき、TVで「爆報THEフライデー」を見ていたら三東ルシアさんという元グラビアアイドルで、離婚後、母親の介護をしながら、朝はカラオケボックス、夜はスナックでパートをかけもちして、子育てをしている女性の話がやっていた。過去にも何度か見たことがある。この人も「生き仏」。自分のことを犠牲にして、育ててくれた恩は絶対に忘れないと思うよ。

 

現在60歳で、年齢的にスナックに居づらくなって、自分の店を開業するという内容だった。開店する際に三東さんの準備不足を厳しめに取り上げていたが、いいじゃないか。べつに人に偉そうに言っているひとではないし、親の介護、離婚後の子育て、大腿骨骨折で後遺症が残り、持病もあるのだから、自分のペースでしかできないよ。でも最後は、料理人の神田川さんを呼んで、アドバイスをしてあげていたから安心したけど。

人からみたら、「なぜできないの」と思う事でも、これだけの苦労をしてきたのだから、しんどくなることだってあるよ。学歴や職歴がなくても、「苦歴」だよ。『どんなときでも人は笑顔になれる』で渡辺和子さんが言ってたよ。

 

 

自分と同年代も、自分より若い人も職業的に成功しているのを見て、毎日焦るけど、いろんな悲しみを背負ったひとがいるね。世の中。

 

GWあと少し。もう少しだけ踏ん張って、普段できない勉強をしたい。ありがとう。

 

 

がんばらなくていいんだよ

がんばらなくていいんだよ

 

 

 

 

どんな時でも人は笑顔になれる

どんな時でも人は笑顔になれる