鹿児島旅行 一日目 平成三十年八月三十日(木) Trip to Kagoshima DAY 1
1.出発 Start
まだ夜も明けきらぬ頃、5年ぶりに友人に会うために、高速バスで関西国際空港に向かう。鹿児島旅行は14年ぶりである。バスには乗客が多い。
2.関西国際空港 Kansai International Airport
Terminal 2 Domestic
1時間ぐらいで関西国際空港に到着するも、ピーチの搭乗口のある第2ターミナルまでは、第1ターミナルから10分ぐらいかかる。ピーチに乗るのは初めてのことなので登場手続きなどに不安があった。案の定、QRコードをかざしても、エラーが出たので、近くにいた係員に声をかけて対処してもらう。システムの移行期で、2つの予約番号が発生していたとのこと。元の予約番号とQRコードを印刷してもってきていたので、なんとかクリアした。
その後、トイレなどを済ませて、荷物チェックを通過し、搭乗口の近くのフロアで時間を待つ。
*平成30年9月5日 追伸
9月4日に台風21号が関西地方を通過し、関西国際空港が水没しているようだ。また、連絡橋に、風で流されたタンカーが衝突し、破損して使い物にならなくなったらしい。
私がこのタイミングで鹿児島に行くことができたのは、まさに天の恵みであった。8月30日より早いと、別の台風の被害に、またこれより遅くても台風及び関空の使用停止で、行くことができなかっただろう。
旅行が人生に与える影響を考えると、本当にありがたかった。
(旅行の参考)
行き:7:00出発➝8:10到着予定であった。
運賃:4290円+旅客サービス使用料410円=4700円
帰り:20:55出発➝22:05到着予定(実際は、30分ぐらい遅れた)
運賃:5650円+旅客サービス使用料360円=5650円
加えて、支払い手数料540円×2で1080円。
ピーチでチケットを買う際には、チケット代(運賃)以外にも、手数料や使用料が取られることに注意して下さい。
3.ピーチ Peach Aviation
機内に入るとかなり狭いと感じた。新幹線の自由席と比べても、かなり狭い。土管の中にシートを置いただけのような機内。狭い空間で仕事をするCAさんが大変そう。まあ1時間だからいいや。
なかなか発進しない。友達を待たせているのに。
「鹿児島空港周辺の天気は雨」とのアナウンス。どうしよう。
narrow, tight, uncomfortable. But,it's ok, because the flight takes only 1 hour.
4.鹿児島空港到着➝鹿児島中央駅へ
Kagoshima airport to Kagoshima chuo(central station of Kagoshima):About 1hour by bus.
約20分遅れで到着。すぐさま鹿児島中央駅行きのバスに飛び乗る。
ものすごい雨が降ってきて、先行きが不安になってきた。荷物を軽くするために、折りたたみ傘しか持ってきていない。それに天気予報では1日目は晴れだった。
高速道路でもものすごい雨。
車内で帽子を取ろうとすると、持ってきた正露丸のにおいがものすごい。
鹿児島中央駅に到着。少し小雨になっていた。
友人からメール。指定された場所が分からなかったので、受付の人に尋ね、待ち合わせ場所へ。
車が止まっている。以前友人が住んでいたナンバーだったので、すぐに分かった。
2013年の3月から会っていなかった、私が修士課程にいた時代の友人と再会。
私も彼も印象が変わっていた。
5.知覧へ
鹿児島に着いたら行きたい場所として、伝えていた知覧へ向かう。
大学院時代はお互い車の運転をすることはなかった。基本、研究室と家の往復だし、私は免許ももっていなかったからである。
でも、車の運転がすごくうまくなっていて、びっくりした。知らない間に成長している。知識だけじゃなく、人間の幅が広くなっていることが友人としてうれしい。
少しずつ晴れてきた。
6.知覧特攻平和会館
前々から一度訪ねてみたいと思っていた。だけど、なかなか訪れる機会がなかった。
入場券を購入し、館内へ。
特攻で散華していった兵隊の顔写真が貼られている。10代~20代の人が多い。軍服に包まれた顔を見てみると、幼い。同じことをする必要はないが、over35の今の自分と見比べて情けなくなってきた。
友達と一緒だったので、さすがに泣きはしなかった。むしろ今の自分を情けなく感じた。
隊員が寝泊まりする「三角兵舎」
7.知覧武家屋敷庭園群
薩摩藩の武士は豪傑で有名だから、一度武家屋敷も見てみたいと思っていた。この頃になると空も晴れ渡っていた。
庭園に入る入場チケットを買い忘れて歩き始めたので、庭園には入っていないのだが、街並みだけでも十分楽しめる。
ここは無料で入れる屋敷。
借景がきれいだ。
ただ歩いているだけで、最高だ。
南薩はきれいな所。水もきれい。
もうそろそろお昼の時間。友人にも用事があるので、昼食へ向かう。
8.開聞岳
途中「薩摩富士」と言われる開聞岳を眺める。
道中、風力発電をしている地区があることに気がついた。
また、車の通りが非常に少なかった。
友人「鹿児島に帰ってきて感じたのは、鹿児島の緑は力強いなーということ」。
なるほど確かに、鹿児島の自然は力強い。この風土の中から生まれてきた偉人たち。
9.唐船峡の流しそうめん:Flow Municipal Tosen Gorges Somen
友人は私をもてなしてくれるために、いろいろ考えてくれていた。その中の一つが「流しそうめん」。来てみて納得。今回の一番の想い出になったぐらいだ。
家族連れが多く、地元の人で、平日なのに賑わっていた。この年になって、1人でこういうファミリー向けの施設に来ることがなくなっていたから、うれしかった。
市営の部分と民営の部分があるとのこと。地元の高校生たちのバイト先なのだろう。ういういしかった。甲子園のスタンドみたいな感じだった。
写っていないが、家族連れなどを中心に、客はいっぱいいだった。
そうめんもおいしい。
*書くのを忘れていましたが、初めて鯉の刺身や鯉こく(お汁)もごちそうになりました。マクロビオティック初級を習いに行った時には、中級になったら鯉の生き血を扱う授業があると聞いた(書いてあった?)ことがある。急性肺炎(クルップ肺炎?)に対する民間療法とのこと(正食士協会編『身近な食物による手当て法』正食出版、昭和58年、45-47頁参照)。
10.ホテルにチェックインーホテル・グラン・セレッソ鹿児島
友人に用事があることから、市内よりのある場所で降ろしてもらい、市電で宿泊先のある高見馬場まで向かった。約30分ぐらいだったと記憶している。
今回選んだのはホテル・グラン・セレッソ鹿児島というホテル。鹿児島市内で一番新しいホテルのようだ。前回は鹿児島中央駅からすぐのJR九州ホテルに宿泊したが、今回は、大浴場があることと、ジムがあることからこのホテルを選んだ。
デラックス・シングル(禁煙)の部屋
TV横のデスク以外にも、ちゃんとデスクがある。
「ホームシアター」というモードがあり、無料で映画などのコンテンツが楽しめる。
部屋の中に洗面台がある。ビジネスホテルでは、始めて見た。いちいち風呂場にいかなくていいから、便利である。
お風呂とトイレが別々になっており、今までのホテルで一番良い。
よくビジネスホテルでは、トイレの横に風呂があり、カーテンを閉めて、お風呂に入るのだが、お湯をためて入ることが難しく、いつも困っていた。でもここは、湯船の外に排水溝があり、シャワーとお湯につかることが別々にできてとても良かった。大浴場がなくてもストレスがたまらない。
トイレは湯船とは別の場所にある。今まで見た事のないビジネスホテル。
このホテルはおすすめできるホテルだ。友達も外観を見て、褒めていた。
シャワーを浴びて、少し休む。
11.天文館ー鹿児島黒豚しゃぶしゃぶ「いちにいさん」
5時になった。友人と高見馬場で待ち合わせ。お酒を飲むから、ちゃんと電車。小さいことであるが、信頼できる。歩いてすぐの天文館へ。天文館は鹿児島一番の繁華街。
友人のすすめで、鹿児島黒豚しゃぶ「いちにいさん」へ。2Fにあるお店に。
会っていない5年間に積りつもった話でもりあがった。
5時すぎに入って、9時過ぎまでいた。
友人によると「ここのしゃぶしゃぶは、ぽんずやゴマだれではなく、そばのつゆみたいなものとねぎでいただく」と言っていた。食べてみると本当においしい。「しめ」のそばもありお腹いっぱい。
鹿児島といえば芋焼酎。今回初めてしっかりと(?)芋焼酎を飲みました。フルーティーでおいしかったです。「芋のにおい」がするということを知りあいから聞いたこともありますが、今回飲んだ銘柄が良かったのか、単なるハーブというか、フルーティーな香りでした。特にしゃぶしゃぶとかと合わせると良いと思います。銘柄は忘れました。
レジの近くには、仕込み済みの豚しゃぶなどが積んであり、ディスプレイとして見てもおもしろい。
こんな良いところに案内してくれた友人よ!本当にありがとう!
さすがに疲れていたので、「しめのラーメン」には行けなかった。
鹿児島の繁華街といえば、天文館。夜の街を散策してもよかったのだが、もう疲れていたし、明日のこともあるから、ホテルに帰りました。
12.ジム&大浴場
グラン・セレッソ鹿児島にはジムがあるということをHPで確認していた。
ジムの場所は、大浴場の横にあり、部屋のキーを持っていないと入れない。
広さは10畳ほど。シューズは各自持参。
私もスポーツシューズと手袋を持参。
<マシーン>正確な名前は忘れたが、おおむね以下の通りである。
・腹筋(アブドミナル・マッスル・クランチ)
・背筋
・ラットプルダウン
・ランニング・マシン×2
・ロープーリーロウ?
・レッグカール・レッグエクステンション
・レッグプレス
・チェストプレス?
さすがに疲れていたので、30分ぐらいで切り上げて、大浴場に入る。
ここの貴重品入れは、静脈登録なので、信頼出来る半面、少し時間がかかる。
大浴場は、人工炭酸風呂であり入りやすい。一日の疲れをとり、明日に備える。