「歴史哲学」どうするの?ー令和元年1月3日(金)
昨年、米中衝突のシンポジウムに行って、記事にした。
「米中覇権時代の歴史哲学こそ私の課題だ」などと大言壮語した割には、その後なんの進展もない。
とはいえ、正月休みの最終日に少しだけ、プランを書いておく。
プラン=福澤諭吉の「脱亜論」を再読すること。
これだろう。
蔵書中、『アジア主義』の竹内好の解説というか、歴とした考察をざっくり再読して感じた。
佐伯啓思氏の講演での『文明論之概略』の重要性指摘といい、アジア主義のアンチテーゼとしての「脱亜論」といい、やはり福澤は現代的な有効性を持った文章を残した人物なのである。経済というか、実学もやっていたし。(慶應義塾!大人になってようやく、慶應が、なぜ「いい大学」と言われているのかという本質的な理由が分かる)
このあたりから始めよう。彼の思想は、生活者となった私にも、意味のあるものだと思うから。