Book Zazen

書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。日本でのアニマルウェルフェアの推進に賛成します。

病院での拘束ー平成30年11月5日(月)日経15面・医療健康欄

病院での拘束ー平成30年11月5日(月)日経15面・医療健康欄

www.nikkei.com

 

急性期からリハビリ期に移ることが困難な人などが移る療養病床よりも「住まい」としての役割を拡大させた「介護医療院」という制度がこの4月から始まっていたようだ。

 

看取りにも対応してくれるので、体調が悪化すれば老人ホームなどの施設を出ないといけないという家族の不安を取り除けるメリットがあるのにも関わらず、なかなか広がっていかない現状を記事は指摘している。

 

だが、それよりも気になったのは、記事についている写真のことである。

 

写真では記事中の女性入所者とおぼしき方が、右手にミトンを付けられている。

(よく見ていただいたら、上記の写真でも見えると思う。コントロールボタンと上ボタンを、写真以外の場所で同時に押して言って見てください。)

 

一般的にミトンは、鼻などからチューブを差し込んで栄養を取っている入所者などが、間違ってチューブを抜いたりしないようにしたり、あるいは自傷行為などをしないように付けられているのである。

 

記事にはその点には触れられておらず、自治体の支援などを論じるのみであった。

 

もちろん記事の主題や目的は記者が決めればいい。

 

だが、我々の行きつく先が、ミトンなどの拘束生活になるのであれば、悲しいことではないか。

 

人権の観点から、拘束を批判するにしても、ではどのようにすればいいのかと現場からの声が上がるだろう。

 

患者の身体の自由を擁護する観点からは、難しい現実の中でもなんとか拘束をはずす方向で対応して欲しいと主張するだろう。

 

現実の中で家族は、病院に遠慮して、意見を言うことは難しいかも知れないし、逆に言われてもチューブなどを抜くリスクについてはどうするのかということになるだろう。

 

医大入試の不平等を論じることも大事だが、医療関係について、病院などでの拘束の問題も考えないといけない大問題だと思う。自分がされたいと思うだろうか。逆に自分が働いていたとしたら何ができるのだろうか。

 

私にしても答えを持っていない。

 

ただ記事を見て、気になったのである。