高度情報社会は高度な科学社会ー竹内薫氏「『ネイチャー』を英語で読みこなす」
数年前に手に入れた本を再読。
HIVの非加熱製剤や狂牛病の際にも、科学誌『ネイチャー』は我が国の公衆衛生行政に対して問題を指摘し続けていたのに、関係官庁が分かっていなかったという指摘が重要。『ネイチャー』を読んでいれば、不祥事は未然に防げてたかも知れないという。
「高度な情報化社会というのは、高度な科学社会でもある」(83頁)
巻末におすすめの英語学習教材が載っていた。
朱牟田夏雄氏『翻訳の常識 読解力から翻訳力へ』(八潮出版社)
絶版ということだが、翻訳のコツを伝授してくれるとのこと。知らなかったので、図書館でチェックして見よう。
ただし、参考文献4冊中2冊が絶版書というのは、あまり読者に役に立たないね。
英語勉強法としては、ファインマンのオーディオ・テープ1つを繰り返し暗唱するぐらいまで覚え込むことを推奨していた。別の何かでやってみたいと思う。
「ネイチャー」を英語で読みこなす―本物の科学英語を身につける (ブルーバックス)
- 作者: 竹内薫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/06/21
- メディア: 新書
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