Book Zazen

書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。日本でのアニマルウェルフェアの推進に賛成します。

今日買った本ー原島鮮『初等量子力学』(裳華房、1986年改訂版)令和5年3月20日(月)

今日買った本ー原島鮮『初等量子力学』(裳華房、1986年改訂版)令和5年3月20日(月)

 

 

すっかり暖かくなってきましたね。

将来に向けて動いている今日この頃。将来と言っても、あと少しだが。

若いころに達成できなかった事柄を考える日々。

死ぬまでにやり遂げねばならないことの1つが、物理学を思う存分楽しむこと。

 

最近、北原和夫氏の『プリゴジンの考えてきたこと』(岩波化学ライブラリー67 1999年)で「スピン」という概念を直観的に説明している文を読んだ。

 

「磁石については、昔からいろいろと考えられてきた、そして、物質が原子・分子からなることがわかった今日では、磁石をつくる原子の一個一個にそのもととなる性質が備わっていると考えられるようになった。その性質のことをスピンと呼ぶ。」(55頁)

「スピンは方向性をもった性質で、要するに、一個一個の原子が磁石だと思えばよい。スピンそのものは量子力学がかかわっている非常に抽象的な量なので、ここでスピンを厳密に定義することはしない。」(同頁)

 

「スピン」がプリゴジンの考え方を理解する上で、大事だというとのことだ。

 

そういえば、20年前にブルーバックス竹内薫氏の本などを読み始めたあの時から、ずっと理解できずに放置していた領域だ。

 

気になってはいたが、数式まじりの教科書を追っていくことができず、いつしか20年も経過してしまった。

 

子供の時に、火曜ワイドサスペンスなどで「20年前の~」でなどというセリフがあったとき、気の長い話だなと思っていたが、いつのまにか自分もそんな年齢になってしまった。

 

今やっていることが最優先だが、今日はその小休止の日。

定評のある原島鮮氏の『初等量子力学』で、死ぬまでに量子力学を理解したい。

以上、Good Night!