藤原書店ブッククラブ入ると得なのか?ー令和2年9月13日(日)
藤原書店と言えば、1989年に創立ながらも、フランスの歴史家ブローデルや、その影響を受けた社会科学者のウォーラーステイン(「世界史システム論」で有名)、我が国で言えば、後藤新平関連の著作を筆頭に、E・トッド、アナール学派、レギュラシオン学派などの作品も加え、文明論的な価値のある著作を出版している。
その藤原書店には藤原書店ブッククラブというものがあり、年会費2,000円を支払えば、PR誌の送付や、送料無料での商品購入、さらに購入した商品の10パーセントのFBC(藤原書店ブッククラブ)のポイントが還元されるという。
準会員というものもあり、これは年会費不要で、5パーセントの還元が受けられるという。
本を置くスペースと購入するお金があれば、ブローデルの著作などたくさん購入したいと思っているから、少し考えて見た。
まず、会員になるのは年会費2,000円必要だから、10パーセント還元だとして、20,000円分の購入をしないと本代のもとが取れないことになる。ブローデルらの著作は1冊1冊高いから、本格的に読み始めたらそれぐらいすぐ行くだろう。準会員でもよい。
ただし、一番の問題は、購入後にポイントが還元されるということだ。
購入時に5~10パーセント割引ではない。それだったら一番良い。
楽天ポイントなどとちがって、FBCのポイントは藤原書店の本以外に使い道がないので、最後の購入の後に還元されたポイントの使い道がない。これがネックだ。
まあ最後は少額に抑えて購入すればいいか。
本を置くスペースと購入するお金があれば、入って見よう。