『ゴールドジムメソッド・アドバンス』&日経記事「「博士」」生かせぬ日本企業」についてー令和元年12月8日(日)
久しぶりにゴールドジムに行ってきました。
風邪やらTOEICやら重なって、なかなか行けていなかった。
本日、自主トレ。
『ゴールドジムメソッド・アドバンス』
ジムに入ると、男女のカップルが激しくトレーニングしていた。何だろうと思っていたら、数の数え方が「ハナ、トゥル、セッ、ネッ」と言っていたから、すぐに韓国語だと分かった。以前、韓国語の本で少しだけかじっていたから分かるのである。
せっかくだから気さくに話かけて見ようかと思ったが、
①3組の男女のカップルで遠征に来ていたこと
②自分の方がゴールドジム歴浅めっぽい
③何語で話せば通じ合えるのか分からなかった
④Youtuber色がある人もいて、興味を持ってもらえるのか不安があった
こういう理由でせっかく海外の友達ができるかも知れないチャンスを逃してしまった。
まあゴールドジムに通っている限り、またいつかこういうチャンスがあるだろう。
ムック形式でトレーニングの仕方が載っているシリーズ第3弾『ゴールドジムメソッド・アドバンス』が出た。全2作が出たときは、まだゴールドジムに行っていなかったけど、今回はタイムリーに入手した。
前作より詳しくトレーニングの仕方や観点が載っている本。ボディビルとは異なるフィジークの台頭を受けて、語られている視点もあり興味深かった。内容としては、品切れになっていた第1弾のアップデート版みたいなものに、初心者にも役立つトレーニング・ギアの説明や装着の仕方が載っていると思えばいい。
日経記事「「博士」」生かせぬ日本企業」について
日経記事シリーズ「チャートは語る」で「「博士」」生かせぬ日本企業」という記事が一面に出ていた。
日本企業が博士を取りたがらない事実は、昔から言われていたし、周知の事実だと思うが、問題はアメリカ、中国、ドイツ、イギリス、韓国、フランスなどと較べて、日本だけ博士の取得者が減っているというデータなのである。だから、「チャートは語る」なのである。
楽天のようにトップがMBA(経学修士号)にこだわりがあるような人物なら別だが、MBAもかつても今もどれくらい企業内で評価されているのか知らない。よっぽど意識の高い企業でもない限り、現場知識と社内政治に長けた人間に負けるのである。
経済学の分野でも、海外なら実業界に修士や博士など当たり前のように存在する。日本でも評価するところはあるが、多くはなく、会社のブランドの方が価値が高い。
要するに大卒者が要職を占める企業ならば、そこからはみ出す経歴を持つもの(中卒、高校中退、修士修了・博士修了。実学系の修士は評価される傾向があるのだろうが・・・)は、そんなの無意味だと思わせ、敗北感を味わわせるのである。
自分の乗っかっている日本経済が地盤沈下しているとも知らずに。いや知っているが、そんなことどっちでもいいのである。自分たちのせいではないからなのである。「社稷を思う心なし」である。
記事では博士に進まないのは収入の面で不安があるからだと指摘している。それはそうなのだろうが、こういう表現ではあげ足を取られはしないかと不安になる。
大人になってからの収入は、その後の恋愛、性愛、家族形成、子孫がつくれるかどうかに直結しているのである。大人になって思うのは、子供はセックスだけの産物だけでなく、収入面の産物でもあるのである。だから全人生、人格がかかっているのが収入なのである。単に「金が欲しいぜー」程度の欲求ではなく、人格がかかっているのである。
まさに私が直面している問題なのである。そして結婚相手候補の経歴を見る目も、上場企業か安定企業か、正規社員か非正規社員かなど企業社会を中心にして形成された観点で見られているのである。
私などまさに、ついこの間「正社員を目指さないのか?」と拒絶されたのである。
結婚相手に企業の雇用形態を中心とした、観点を求めているのだから、その内面的支配たるや強固なのである。
だから社会の中にある大卒・上場企業が良い人材の証という観点まで問題にしないと、「落ちこぼれ」とは逆の「ふきこぼれ」の修士や博士も、そこらへんの会社の中では周辺に追いやられたままなのである。
とはいえ、日経の記事の論じ方も、結局デジタル分野などの競争に負けるという観点なのだから、大卒・上場企業に学歴のピラミッド構造を積み重ねることにつながるのである。
お好きにどうぞ!