関ジャニの渋谷すばるさんが、事務所を辞め、海外で音楽を学び、その活動に専念するようだ。
インタビューを聴いていて印象に残った言葉は、36歳の自分について「人生残り半分と考えた時」と言っていたことだ。
私はすでに人生残り半分を切っている。
家族は大切にしてきたつもりだが、社会に貢献したり、自分で何かを獲得したということはない。それどころか、この年齢になって、どんどん大切なものを喪ってきている。
どこまで喪えばいいのだろう。
無一物になると言えば、聞こえがいいが、何も獲得せず、喪ってきただけの人生。
悲しいだけ。苦しいだけ。
また学生のアルバイト程度の給料を得るために、興味のない仕事が待っている。
残り半分の人生。人生が残っているから、働かなければならない。地獄のような日々。
喜びもなく、安らぎもない。喜びがあったとしても、いまからでは心底喜べない。
もう光は過ぎ去った。
私の時間はすでに止まっている。