Book Zazen

書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。日本でのアニマルウェルフェアの推進に賛成します。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「源泉」再考ー『古神道の本』(学習研究社、1994年)

学習研究社が出していた「ブックス・エソテリカ・シリーズ」というシリーズものの本がある。密教や禅、修験道や東洋医学などの知識を分かりやすく伝えてくれるシリーズである。 私は日本思想や国史、それに武道との関係から、10年ぐらい前にこのシリーズの中…

テスト開始までの10分は人生のムダー台風の日のTOEIC受験。平成30年7月29日(日)

本日、TOEICを受けて来ました。 台風の影響 日本列島を東から西に横断する台風の影響で、受験するかどうか直前まで考えていましたが(TOEICのHPでは払い戻しにも応じてくれるということでした・・)、家屋もなんとか持ち堪えてくれて、受験することができま…

ビットコインの価格が上がる要因のひとつー日経2018年7月28日(金)夕刊

日経2018年7月28日(金)の夕刊3面総合欄に仮想通貨関係で勉強になる記事あり。 アメリカでの出来事。 www.nikkei.com 米仮想通貨交換事業者大手のジェミニ(https://gemini.com/)が申請していた「ビットコインETF」(ごめん。仕組みは分かりません。)の認可…

「迷い」について

自分の人生はムダなのだろうか。 いまやっていることはムダなのだろうか。 泣かず飛ばずの5年。 もともと紆余曲折のあった人生。その自分と訣別したと思っていたのに、またムダな人生を生きている。 比叡山で千日回峰行を二度にわたって、満行した酒井雄哉さ…

仮想通貨技術を使ったICOは「ほぼ詐欺」!?ー日経新聞 2018年7月19日(木)

日経新聞を読み終わったら処分しているが、重要だと思う記事はEVERNOTE化するか、ブログに書いてから処分する。 日経新聞 2018年7月19日(木) 7面・金融経済欄「金融庁20年 当事者に聞く」 「地域金融、優劣の可視化を」 元・金融庁長官 佐藤隆文氏 *1週間…

気になった本ー牧野邦昭氏・著『経済学者たちの日米開戦』(新潮社)

未読であるが、気になった本を紹介したい。 日経新聞の2018年7月21日(土)の25面読書欄「この一冊」に井上寿一氏の書評は牧野邦昭『経済学者たちの日米開戦』(新潮社)であった。 昭和14年(1939)、陸軍の秋丸次朗中佐が組織した秋丸機関に、当時の経済学…

コンビニ・バイトでレジの計算が合わない時ー日経2018年7月20日(金)夕刊5面

本日の日経の夕刊に重要な法律相談が出ていた(日経2018年7月20日(金)夕刊5面「ホーム法務Q&A」)。 これから先の人生、コンビニのアルバイトをする確率は低いとは思うが、可能性がないわけではない。コンビニだけの話しでもない。まわりの人にアドバイス…

大森曹玄翁の大河 五 「源泉」はどこに・・・。

●「源泉」はどこに・・・。 前回、鈴木大拙氏が合気道開祖植芝盛平翁に言ったとされる言葉を引用した。 そして、偶然この時代、この国に生まれたとはいえ、私たちの文化の「源泉」を大事にしたいと私は書いた。そのために大森曹玄翁の生き方、書くものを見る…

大森曹玄翁の大河 四  なぜ曹玄翁をみるのか

大森曹玄翁は前半生は志士として、後半生は禅僧として過ごされたが、剣・禅・書の大家であった。当然、武道関係の逸話もある。 合気道の植芝盛平翁の伝記『合気道開祖 植芝盛平伝』(出版芸術社、平成十一年)に、曹玄翁が盛平翁の姿を評した言が載せられて…

仕事に必要な英語をどう身につけたのか?-ISSコンサルティング編『外資系トップの英語力』(ダイヤモンド社、2011年)

今月末のTOEIC・LRテストと来月上旬のTOEIC・SWテストに申し込んでしまった。 水分補給が必要でトイレに行きたくなる季節より、別の季節の方がよいのだが、同じ月に受験すると受験料が安くなるのでLRテストは今月に決めた。 SWテストは、今年の目標の一つで…

大森曹玄翁の大河 三

鉄舟会編の『大森曹玄翁夜話』(鳥影社、2004年)には、昭和40年(1965)、41年(1966)、43年(1968)に翁がベトナムに行ったと記載されている。翁はすでに60代になっている。 同書には、それ以上詳しく記載されていなかったので、どういうことなのか知りた…

日経メモー平成30年7月10日(火)

梅雨が明けて、夏の雲。 7月10日の日経は、私にとって興味深い記事だらけだった。 記事のメモはEVERNOTEという、何でも入れられるアプリに入れて、 自分だけで楽しんでおけばいいのだが、見られている緊張感がない。 そこで、ブログにメモしているのである。…

停滞ーこの1週間を振り返るメモ

やっと、連続勤務が終わり、明日は休日。この1週間を振り返ることにしよう。 今週後半をあらわす言葉は「停滞」だろう。雨がきつすぎて、職場と家の往復以外どこにも行っていない。おかげでお金を使わずに済んだが・・。 平成30年7月8日(日)晴れ やっと晴…

列強との付き合い方を幕末・明治にまで遡り考えるー佐伯啓思先生講演会 平成30年7月4日

前置き 講演内容 質疑応答 佐伯先生 ⇒その著作『学問の力』を読んで、方法を学ぶ。 次への課題(工事中) 前置き 本日、佐伯啓思(さえき けいし)先生の講演会に参加してきました。 場所は、京都大学こころの未来研究センターで、土砂降りの雨の時もあった…

「米中衝突」ー日経2018年7月2日(月)

日経の朝刊(1、6、7面)は目下進行中の米中貿易摩擦を扱った内容だった。 「米中衝突 摩擦の深層1」とあるから、続きがあるのだろう。 興味深いのは、アメリカ議会の超党派で作成した対中報告書の「中国のハイテク進展」という章である。それによると、 …

アメリカに対する「位い負け」ー中西輝政氏『アメリカ帝国衰亡論・序説』その3

(つづき) *本記事は、中西輝政氏『アメリカ帝国衰亡論・序説』を架空のインタビュー形式に直して紹介しております。(強調・赤字など紹介者による) ー今回は、日本人にとってアメリカがどういう国かを論じる訳ですが・・・。 著者:私は日本人がアメリカ人…

「覇権」の「覇」とは何かー横山光輝『項羽と劉邦』より

中西輝政氏の『アメリカ帝国衰亡論・序説』の紹介の際に、「覇権国」「覇権争い」などとよく用いられているのだが、「覇権」という言葉の意味は何だろうか。 現在の「覇権」の意味は、『広辞苑 第五版』によると、 ①武力や権謀をもって競争者を抑えて得た権…