Book Zazen

書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。日本でのアニマルウェルフェアの推進に賛成します。

Obituaryーご冥福をお祈りいたします。令和4年5月10日(火)

Obituaryーご冥福をお祈りいたします。令和4年5月10日(火)

 

訳あって、夜に朝刊を読んでいたら、国際政治学者の中山俊宏氏がくも膜下出血により、亡くなられたという記事が載っていた。

 

中山氏はテレビのコメンテーターもやっていたが、マイケル・イグナティエフ『軽い帝国』(風行社、2003年)の翻訳をやっておられたから、センスも良いなと感じていた。

私は同書のことを『諸君!』の坪内祐三氏の記事で知って、購入していた。

 

Wikipediaの経歴では、高校時代に米国留学した経験があり、大学留学組とはやはりちがうなと一目を置いていた。

 

死亡記事によると永井陽之助氏に師事したとあり、今回初めて知った。

 

アメリカの政治思想書の翻訳をしたい私としては、中山氏の経歴が羨ましく感じられ、遠く及ばない自分に劣等感を感じていた。

 

55歳。これからという時。周りの方はいまだに受け入れがたいだろうし、信じられないと感じても無理はない。私もいろいろなつらい経験をしたから、ご家族様に疲れがでないことをお祈りしております。

 

また人生何が起きるか分からないから、本当に価値のあるものに人生を捧げたいと考えた次第である。

 

謹んでご冥福をお祈りいたします。

www.nikkei.com

「赤いタンバリン」「小さな恋のメロディ」から「SATURDAY NIGHT」! Blankey Jet City ! 令和4年5月8日(日)晴れ

赤いタンバリン」「小さな恋のメロディ」から「SATURDAY NIGHT」! Blankey Jet City 令和4年5月8日(日)晴れ

ジャケット

「行くあてはないけど ここには居たくない

 イライラしてくるぜ あの街ときたら

   幸せになるのさ 誰も知らない 知らないやりかたで」

ブランキー・ジェット・シティー「小さな恋のメロディ」words by KENICHI ASAI)

 

Blankey Jet City 『COMPLETE SINGLE COLLECTION』を買ったよ!

LIVE音源が欲しかったけど、ひとまず二枚組のシングル・コレクションから始めるぜ。

 

「くちづけ」や「ディズニーランド」は、少し前に書いたから、二枚目のCDについて。

赤いタンバリン」も、もちろんかっこいい。

でも「小さな恋のメロディ」は、今日の夜にぴったり。

元は少年の駆け落ちを扱った映画みたいだが、恋という状況じゃなくても、俺の心に響いてくるぜ!明日から仕事ってわけだから。明日からまたあの状況って夜に。

 

これからどうなって行くのか?

ブランキーを聴いて乗り切るしかない。

本当にかっこいいから

ブランキー フジロック SATURDAY NIGHT

で検索してみて下さい。

 

Good Night!

 

GWにおける葦津珍彦氏『永遠の維新者』ー令和4年5月7日(土)晴れ

葦津珍彦氏の『永遠の維新者』令和4年5月7日(土)晴れ

やあ!今年のGWは令和改元の時のような、嬉しさが少しだけだけど戻ったよね。潮干狩りで喜んでいる子供のニュースを見てそう思ったよ。

 

本題

土曜日の朝、日経を読んでいると書評欄「リーダーの本棚」に古川禎久(ふるかわ よしひさ)氏の愛読書を紹介した記事があった。週替わりで、各界の著名人にインタビューするコーナーだが、いつもさらっと見て終わり。でも今回は少し読んでみた。

www.nikkei.com(全文表示は、日経の有料会員のみ。)

 

古川禎久氏(1965- )は宮崎県串間市出身の政治家とのこと。幼少より、西郷隆盛を尊敬する祖父に西郷の偉大さを説かれて育ったという。

20代の頃に、葦津の著作『永遠の維新者』を神田の神保町の古本屋で見つけて「人生の道標にするくらいの座右の書」になったという。(その当時から葦津珍彦氏の著作は古本屋でしか手に入らなかったのかな?それとも懐具合?偶然???)

他の愛読書としては、下記のようなものを挙げている。

矢沢永吉『成り上がり』

山本周五郎『樅ノ木は残った』

勝海舟『氷川清話』

鈴木大拙『東洋的な見方』

石橋湛山評論集』

・公田連太郎『易経講話』

など

<私の感想>

石橋湛山

尊敬する政治家として古川氏は、石橋湛山の名を挙げる。

古川氏:「戦前の日本の膨張主義を批判した「一切を棄つる覚悟」や「大日本主義の幻想」には圧倒されます。それでも時代の転落を止められなかったことは大きな教訓です。」

私は増田弘氏の『石橋湛山』しか読んだことながないから、何ともコメントしようがないが、「大アジア主義」の継承者と思われる葦津氏の見解と、どのように整合性を保って理解しているのか知りたかった。

鈴木大拙

また氏は東洋文明論の参考とした書物として鈴木大拙の『東洋的な見方』を挙げているが、葦津珍彦らと鈴木大拙らのちがいをどう考えているのか知りたかった。

 

過去記事

●過去記事:葦津珍彦・小野祖教と鈴木大拙との対決及び、それに対する私の問題意識については下記を参照のこと。私の問題意識としては、今日西田幾多郎鈴木大拙ペアと葦津珍彦・小野祖教ペアを評価する日本人は必ずしも一致するわけではない。だとしたら、どちらが源泉なのかという問題だ。

book-zazen.hatenablog.com

過去記事:私の『永遠の維新者』と西郷隆盛像については、下記の記事を参照されたい。(でも、「作成中」のまま放置している箇所があることに今さら気づいた・・・。そこ以外を参照してください。)

book-zazen.hatenablog.com

まあ、東大→国土交通省と来て政治家となり、法務大臣ということだが、矢沢永吉のファンだというから、遊び心があっていいよね。

以上

*この記事は特定の政治家を評価する目的で書かれたものではありませんので、念のため。

 

下記サイトでも通販で買えるはずです。

書籍販売 / 神社・神道 専門書店 BOOKS鎮守の杜

 

その他、葦津珍彦氏の関連過去記事。

book-zazen.hatenablog.com

過去記事:ロックン・ローラーと神道関連の記事。

book-zazen.hatenablog.com

過去記事:葦津珍彦の名史論「明治思想史における左翼と右翼の源流」に言及したものとして。

book-zazen.hatenablog.com

過去記事:人生二度目の鹿児島旅行の記事として

book-zazen.hatenablog.com

 

BLANKEY JET CITY 令和4年4月23日(土)くもり

BLANKEY JET CITY 令和4年4月23日(土)くもり

 

BLANKEY JET CITYブランキー・ジェット・シティー)をご存知だろうか?

私は20代の頃、ショップでブランキーの曲がかかっているのを聴いたことがあるだけだった。

「私の彼はドラマー 太鼓叩き ちょっとイカレてるけど アレのリズムはサイコー」

という歌詞を聴いて「なんて歌詞だ!」と思ったのが強く印象に残っている。

 

最近、昼休みにブルーハーツ聴いていたから、何だかブランキーのことを思い出して、あの歌詞の曲名を探しあてた。それが「くちずけ」だった。

 

Youtubeにはオフィシャルであがっていないから、ここで映像を引っ張ってこない。だから

ブランキー くちずけ 代々木公園 フリーライブ」

で検索して見てくれ。

検索すると「ブランキー ダサい」みたいな連想検索がついてくるが、40代になってこのライブを見て見るとメチャクチャカッコいい!

浅井氏のギター、歌い方、めっちゃカッコいい!

自分のやりたいことをこうやって表現していいんだ、というカッコよさに影響を受けた。ブランキーを初めて聴いてから、約20年経ってのことだ。

 

ボーカルの浅井氏は、ブランキー解散後、UAをボーカルに迎えAJICOなどのバンドを結成したり、詩集「宇宙の匂い」などを出して、表現者としても活躍している。

 

そのAJICOが5/5(木・祝)に大阪・泉大津フェニックスで、音楽フェスに出演するっていうから、めっちゃ行きたいけど、今年は無理だよ。メチャ行きたいよ。

 

shimizuonsen.com

ブランキー ディズニーランド 代々木公園 フリーライブ」

でも検索して見てください。最初の方で、ピョンピョン飛び跳ねてる青少年は、昔の俺に似ているな(笑)。

 

「ノイローゼになってしまった 友達が僕に言う」から始まる曲で、めっちゃカッコいいから。ギターのジャカジャカ感は黒夢の「少年」っぽいよね。

黒夢だったら、「Miss Moonlight」よりも「Mind Breaker」、「少年」のような楽曲が好きだな。みなさんはどうですか?

アディオス!

 

 

 

 

アレックス・バナヤン『サードドアー精神的資産のふやし方』(東洋経済新報社、2019年) 令和4年4月11日(月)

アレックス・バナヤン『サードドアー精神的資産のふやし方』(東洋経済新報社、2019年) 令和4年4月11日(月)

サードドア―精神的資産のふやし方

正面入口、VIP入口、それ以外にも自分の才能を開花させるに至るドアがある。スティーブン・スピルバーグシュガー・レイ・レナードビル・ゲイツレディー・ガガらにインタビューすることを求める過程を通じて、そのことを示そうとする著作。

 

著者は、医者になって欲しいというイラン出身の両親の期待を背負ってアメリカで育った1992年カリフォルニア生まれのバナヤン。テレビ番組の景品でヨットを手に入れた。それを成功の元手にし、自分の精神的資産を増やしてくれそうな人物にインタビューを試みていく。

 

なんとその中には前回の記事で紹介したティモシー・フェリスも含まれる。

いま読んでいる本はなんとなくつながっている。

光が見えてきているのかも知れない。

俺は何かを掴もうとしているのかも知れない。

 

死ぬまでに絶対自分の人生を生きたいよね。まだ読み始めたばかりだけど、ボクサーのシュガー・レイ・レナードのインタビューからそんなことを感じた。

おやすみ。Good Night!