Book Zazen

書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。

「なんでみんなそんなに勉強しないの?」ー河野玄斗氏『シンプルな勉強法』(KADOKAWA、2018年)★★☆☆☆

河野玄斗氏『東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法』(KADOKAWA、2018年)★★☆☆☆

 

「1000時間勉強して将来の年収が100万円あがる場合、勉強の時給は100万円×40年÷1000時間=時給4万円になるよ。なんでみんなそんなに勉強しないの?」(269頁)。

 

 

このお盆休みに、普段できない部屋の整理をしている。

25年間使ってきたベッドも捨てた。どんどん身軽になっていく自分。半分透けてきた。

 

TVのクイズ番組で見て、すごいなと思い、大分前に購入していた。

そのまま置いていたから、目を通して、蔵書に加えるか、処分するか検討した。

 

以前に書いたこともあるが、法学部時代、司法試験に4回挑戦して4回とも択一試験で落ちた。法学部時代に取った資格という意味では、行政書士が残っているが、いまだに活用できていない。

 

著者は医学部在学中に、畑ちがいの司法試験にも一発で合格した若者。自分の勉強法の何がいけなかったのか反省するために購入。

 

これまで著者が勉強しつつ感じたこと、考えたことベースで、各教科が何に役立つのか、どんな参考書がおすすめなのかが書かれてある。司法試験の勉強法も大体同じ構成。確かに「シンプルな勉強法」であって、特別なことは何もしていない。PDCAを早く何度も回すことをしていたということだ。

受験勉強という基準で見れば、彼は確かにすごい。でも、本書はZ会の読み物みたいなもので、思想の毒や人間性の闇などは感じない。そういうことが目的で書かれた本ではないのだろうけど。

 

受験勉強全般や数学は、和田秀樹氏の本で代替可能だ。国語というか評論は永井均氏や竹田青嗣氏の本でもいい。英語は音楽・ドラマ・映画の方が楽しい。理科は一般向けの科学書板倉聖宣氏、最近なら竹内薫氏の本がある。社会は岩波文庫などで、そのまま思想の評論を読んだ方がいい。

 

こういう風に区切りがついたので、処分します。ありがとう。