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書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。

C言語学習 4,5回目 & 本日買った本などー平成31年4月14日(土)晴れ

C言語学習 4,5回目 & 本日買った本などー平成31年4月14日(土)晴れ

 C言語の学習4,5回目。忙しい仕事の中で、予習・復習が結構きつい。

C言語を学習すると、他の言語の本も読めるようになってきた。ラテン語みたいなものだから、フランス語、イタリア語、スペイン語などとアクセスしやすくなるのである。

音楽で言えば、チャック・ベリーやジミー・ヘンドリックスみたいなものだろうか(ちがう?)。だから、布袋の音楽を聴いても出典が分かるみたいな・・・。

 問題解決力を身につけることが課題

でも、今直面している問題は、プログラミング言語の(初級)文法を学んだからといって、正確な文が書ける訳ではないし、ましてや問題解決のために手順を考えることができるようになるわけではないことである。

日本語が母語であっても、哲学論文を書けと言われれば、どこから書き始めていいか分からないだろう。英語の文法を知っていても、いきなりうまく文章を書ける訳ではないだろう。しかも個別の課題は、ある特定の問題解決なのである。問題解決の引き出しがないと解けないのである。中・高の学習参考書に『チャート式』というものがあったが、あそこに書かれているような問題のアプローチというか解法を知っていなければ解けないし、それを具体的な手順に落とし込まないといけないから、難しい。

数学的な思考力が必要とされる。

 

<今回学習した内容>

 今週は、繰り返し処理について学んだ。

・条件と比較演算子

・if文:天気によって、場合分けする。

・if~else文

・switch文:breakでループから脱出することが大事

・while文

・break 文とcontinue文

 

 

課題を何も見ずに解くことはできないが、岩波の情報処理入門コースの土井範久氏『基礎C言語』のサンプルコードを読解できるようになっている。この調子で他の積読になっていた本も読んでみたい。

人間いくつになっても出来るものだ。まだまだ学べるぞ!

 

<本日購入した本>

佐伯啓思西田幾多郎』(新潮新書、2014年)

*やっと買いました。精読し、記事を書く予定です。

・山口周『仕事選びのアートとサイエンス』(光文社新書、2019年)

*「天職」にたどり着くためのブリッジ(橋渡し)として購入。

・デイヴィッド・ボダニス『電気革命』(原題David Bodanis,"Electric Universe"。新潮文庫、2017年)

新潮文庫には文学作品だけではなく、「サイエンス&ヒストリーコレクション」というラインナップがあり、科学や数学の高度な知識がなくても読める作品が入っている。今C言語を学習していることで電気や電子、そして組み込み、IoTなどに興味をもっている。そもそも電気なるものがどうやって発見されたのか、知りたくなって購入。モールス、ファラデーは分かるが、チューリングもその「電気技師」的な側面が取り上げられているようなので興味を持った。哲学的にはヴィトゲンシュタインとの対決のあたりが興味深いが、イギリスのこういう「手わざ」的な側面はおもしろい。よく初級の英会話で「趣味は何ですか?」という時の「Hobby」は単に好きなこと(TV見るとか)ではないよ、と誰かに言われたことがあるが、イギリス社会のこういう「手わざ」的な側面を理解して初めて、「Hobby」という言葉の意味が分かるのだろうか。

 帰りの電車で少し読んだが、結構おもしろい。参考文献によると、かの有名なモールスが、近年「反知性主義」云々で有名になたリチャード・ホフスタッターの『アメリカ政治の誇大妄想的スタイル』に登場しているらしい。このタイトルのフレーズは副島氏の本で知っていたが、今回電気系の本を読んで、やっとアメリカ政治の用語についてイメージが湧いてきた。

 小林眞知子編著『明徳出版社の六十年と小林日出夫の想い出』(明徳出版社、平成二十五年)定価300円!

*「日本の思想家」、「王陽明全集」、「中国古典新書」などのシリーズなどで知っている人もいると思う。中国思想の棚を見ていたら、この回想本を見つけた。山田方谷、三島中洲、山田準、安岡正篤、岡田武彦・・・、この方々の名前が並んでいる明徳出版社がどういう書物を出版社なのか分かっていただけると思う。

 

本書は安岡正篤氏の教えで明徳出版社を始めた社長・小林日出夫氏の夫人・ 小林眞知子さんの回想と、出版物の歴史とその推薦文をまとめたもの。

五井昌久氏と安岡正篤氏との交流も描かれている。こういうつながりを描いた書物が好きだ。

 推薦文としては文芸評論家の福田恆存氏や松下電器経営者の松下幸之助さん、中国の科学の研究者の藪内清氏らの名前があるのが嬉しい。日本人としてこういう人たちが結集することがすごくうれしい。

 

福田恆存「祖父の良き遺産を受け継ごう」:「日本は西欧的な意味における思想家というものを生んではいない。なぜなら行動によって認識し、行動によって考えるというのが日本人の生き方だがらである。その根柢には、修身斉家治国平天下という儒学の倫理観・政治観があったからである」(155頁)。

私の問題にとっても重要な見解が、披露されている。

 

松下幸之助「日本人の心を失わないために」:「今日の日本で、最も心配なことは、不況でも資源の不足でもないと思う。そのようなことは考え方によれば人間の英知と努力でいくらでも解決できるといえようが、現在、この時機を逃しては取り返しのつかぬ大事な問題があると思う。それは、人間、それ自体の自覚と形成である。国家も企業も、百年の計はまさに人を樹うるにある」(156-157頁)。

「この人材を作る上で、一番大切なことは、日本人は日本の心を失ってはならぬということではなかろうか。経済も大切だが、人間が国民が、真の自己を喪失することがあってはならない。それでは日本人の心とは何か、それは現在の日本、今日の自分をあらしめた歴史と伝統であろう」(157頁)

 

経営的に苦しく、経済に苦しめられた人生を明徳出版社に捧げた小林夫妻。

西田哲学の主流派研究者が、マルクス主義系の出版社から本を出すのを見るにつけ、明徳出版社の歴史にあらためて胸を打たれるものがあった。

福田、松下両氏も重視していた明徳出版社の本。私も出来る限り購入しようと思う。

 

<購入を見送った本>

延江浩『愛国とノーサイド松任谷家と頭山家』(講談社、2017年)

*ずっと気になっていた本だ。戦前に有名だった、愛国系の人々が戦後をどのように生きてきたのか。その家族を含めて。未だ読んでないが、臣籍降下した皇族については竹田恒泰氏が詳しいのだろうが、この本ではかの有名な頭山満と戦後J-POPの代表的なアーティスト松任谷由美さん(の夫の方なのか?)の家と関係していたという大変興味深い本。こういう結びつきを描いた本が私は好きなのだ。

本屋で内容を確認し、頭山家と日本赤軍の重信家の人が関係しているということまで書いてあったから、「これは買いだ!」とレジまで持っていった。最後まで迷ったが、やはり購入を見送った。その理由は、様々な人々と頭山家の結びつきを描いていて貴重だが、一回読めば済む話であるし、一般人の私にはセレブの世界のようで、遠い世界の出来事であるし、何よりも思想的な考察が不足しているように感じたから(例えば、頭山家と重信家の人がつながりがあることは思想的にどのような意味があり、どのような波及効果があるのかなどの考察)、手元に置いておくべき本ではないと考えた。購入すると今のお金が減るだけではなく、場所も取るし、手放すタイミングに悩むことになるから、いまの私にとっては心理的負担。しかも私は、頭山家とは何の関係もないからもっていても仕方がない。

でもおもしろそうな本だから、図書館で予約はした。いつか記事にします。

 

そのほか、外山恒一氏の復刊本も出ていた。今回は購入しなかったが、外山氏の本が新刊として出回る期間は限られているかも知れないから、気が付いたら購入すべきか。