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書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。

国友鉄砲の里資料館ー滋賀県長浜市観光 平成31年2月10日(日)晴れ時々雪

国友鉄砲の里資料館ー滋賀県長浜市観光 平成31年2月10日(日)晴れ時々雪☃

 

 

平成31年2月10日(日)晴れ時々雪

 

2月6日の新聞記事に載っていた国友一貫斎が気になって、三連休の日曜日を利用して、滋賀県長浜市に行ってきました。長浜市は琵琶湖の東側にあります。琵琶湖周辺には、小さい頃にバス釣り堅田方面に2度ほど、合宿などで2~3度ほど行き、瀬田川なども2度ほど行ったことがあります。また、成人してからは安曇川にある中江藤樹記念館に2度足を運んだことがありますが、これは琵琶湖の西側でした。その他は、東京へ行く通過点として、米原のあたりを通っただけで観光や調査目的で行ったことはありません。これが初めてです。

 

お金が気になることや、三連休をゆっくり自宅で過ごしたいという気持ちもありましたが、感動する方向に一歩踏み出すことをしていかないと、どんどん立ち腐れて行くという気持ちから、なんとか動きました。

 

休日でもジムに行くのに早起きしているので、早朝に起きること自体は苦にならなくなってきました。これはいい兆候だ。

 

1.京都駅 

まず京都駅から米原まで行きます。朝ですが、さすが京都駅それなりに人がいます。(こんな写真しかなくてすみません。)

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京都駅の案内

2.米原駅

米原で乗換えしないといけない。ホームにおいしそうな立ち食いうどん屋がありました。食べたいなと思い、見て見ると、なぜかやっていなかった。というか、もうすでに長浜方面の電車が来ていました。車両の長さがちがったので、気がつかなかったです。

 

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米原駅のホーム

 3.長浜駅到着

着きました。長浜駅です。気温は5度ぐらいということで、刺すような寒さです。駅前は整備されていて、レトロかつモダンな感じでいいです。でも、どこ行きのバスに乗ればいいのか分かりにくです。

 

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長浜駅

 

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駅前の空中遊歩道(?)みたいな所

駅前にある平和堂は、たしか滋賀県のが発祥地。滋賀県が発祥であれば、「近江商人」というのか分かりませんが、電車の中から見ていても、産業が根付いている印象を受けました。単なる地方ではありません。むしろ京都が雅な産業が「10」ぐらいあるとすれば、滋賀は江戸時代から続く地味な産業が「50」ぐらいあるのではないでしょうか。まあ、勝手な印象に過ぎないので、無視して下さい。とにかく滋賀の地場産業をなめてはいかんと言いたいです。

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バスターミナルの案内

バスターミナルに降りて、コンパクトサイズのバスに乗りました。 

一応運転手にも尋ねましたが、何となく目的地に着くかどうか不安の中を過ごし、スマホで調べまくりました。なんとか目的地に向かっているようです。バスはコミュニティバスらしいコンパクトさで、私を含めて3人です。駅から340円と料金が高め。採算を合わせるためなのでしょう。人が生活している結構狭い路地までぐいぐい進んで行きます。

 

ここらへんの町並みを見ている限り、なかなか造りが立派なお家が多いです。町中に立っていた司馬遼太郎氏の記念碑にも町並みの立派さについて触れられてありました(後掲の写真を見て下さい。)。やはり精密産業が富をもたらしたのでしょうか。それも成金的ではなく、質実剛健であるが、一族を富ませる金銭のことも忘れないという今の私に必要な要素が詰まっているような町並みでした。湖西の藤樹記念館まわりには、文教的な雰囲気が漂っているのに対して、同じ琵琶湖まわりの町並みとして似たような雰囲気を持ちつつも、もう少し「歴史的な富裕さ」(浅薄な現代風のものではなく)を感じさせる国友の町並み。まだまだ知らないことがたくさんあるな。当たり前か。用事がなければ、人の生活している町に立ちいることもないもんなー、などと思いつつ、窓から外を眺めていました。

 

やっと着きました。でも時刻はまだ9時30分ごろ。誰もいません。

 

4.国友鉄砲の里資料館

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国友鉄砲の里資料館

 

入場料は300円。中に入ると、10分ほどの説明ビデオを上映してくれました。 

 座席の周りには、火縄銃や花火などが展示してありました。1階と2階があります。

まず1階は、日経に載っていた展示と地元の医師が撮影した琵琶湖の生き物や自然の写真。琵琶湖の自然にも興味がありますが、今日はあくまでも国友鉄砲鍛冶とその代表格・一貫斎にフォーカスします。

2階は、国友鉄砲の展示とその作り方が紹介されています。大きめの鉄砲と資料集で見たことがあるような火縄銃の展示。金属の部分の作り方や木の部分の作り方など、展示だけでおおむね理解できた。工房の説明音声も役に立った。

また、機構の部分を取り外した火縄銃を実際に持つことが出来た。それなりに重い。エレキギターぐらいだろうか。

 

小規模な資料館であるが、良質な展示で勉強になりました。これぐらいがちょうどいいと思います。維持しているだけでもすごいと思いました。この時の勉強の成果は、資料館で購入した長浜市長浜城歴史博物館編『江戸時代の科学技術ー国友一貫斎から広がる世界』サンライズ出版、平成十五年)別の記事にまとめる予定です。明治以前の「科学技術」のあり方、平田篤胤との関係、一貫斎の制作した反射望遠鏡の位置づけなど、興味深いので、別の記事としてまとめます。

 

私はこれまでに近畿、九州、東京など、いくつかの資料館や記念館などに足を運んできましたが、そのたびに購入していた図録などが活用できずにたまっていたので、原則こういう本は買わないことにしていました。ですが、今回の本はいくつかの疑問に答えてくれており、またこれからの勉強につながっていくと思ったので、2000円ぐらいでしたが、購入しました。浪費を慎まなければならない立場で、本の置き場にも困るのですが、これはあくまでも投資になると考え、買いました。

 

館内の写真は、明示的に禁止のある場所を除き、一応撮影してよいかと確認した上で、掲載しております。2階の鉄砲がいっぱい展示してある部屋は訪れる時のお楽しみにしてください。

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1階展示室 日経に載っていた内容が展示してありました。

 

館内には渋沢栄一翁や渋沢敬三氏に関係する出版物が置かれていましたが、職員の方に尋ねると、特別な関係はなく、資料館つながりで送っていただいているものだとか。

民俗学的なつながりがあるのかと思った。

 

職員の方は「いつもはこのぐらいには雪がつもっているので、よかったですね」という趣旨のことも言っていました。私も一番寒い季節に来ることについて迷いはあったのですが、勉強になったことを思うと、来た甲斐がありました。

 

バスの本数が少ないので気をつけてください。

バスが来るまで少し町を散策。至るところに碑が建っており、感心した。

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国友にある碑

 

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国友の自治会館?

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上述の司馬遼太郎の碑文

 

街道をゆく』からの一節だそうだ。国友の家並みを褒めている。私もこれを見る前に家並みが良いと感じた。教化が行きとどいたような町並みであると感じた。

藤樹記念館ともまたちがう印象だ。

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資料館の前の側溝の蓋。

こういうものを作るのは、資金も必要だし、技術者も必要なはずなのに、手が込んでいる。さすが国友である。

 

 

5.昼食:モンデクール長浜2F「かごや」

11時過ぎ、バスが来たので一度、長浜市駅の方に帰る。さてお昼をどうするか。寒い中歩いたので、いつもより疲れた。もう近場で済ませようと思い、駅前の平和堂(?。モンデクール長浜2F)のフードコートに入った。

 

ここには中華系の店と、和風のうどん・丼もの系の店があり、私は後者の「かごや」という店で「かき玉うどん(580円)」を選んだ。なぜかといと、外がめちゃくちゃ寒かったから、あんかけでたまごがといてあるうどんを食べると温まると思ったからだ。

中華系の店も長く続いているようなので、帰りに食べようかなと思った。

 

30人ぐらいが座れるフードコートには、地元のサッカー少年がスーパーで買ったペットボトルやカップラーメンを食べて、だべっており、私も小さい頃こんなことをやっていたなーと思いだした。ここらへんの子供は中流家庭の子といった感じだろうか。やはり経済が回っているという印象を受けた。

 

残念ながら、写真は取らなかった。彼らにあほな大人だと思われたくなかったからだ。マナーの悪い人と思われたくなかったので、文字だけです。まあ、普通においしかったです。

 

このあと竹生島に行く予定ですが、フェリーに乗るまでにまだ1時間ほどあります。そこで町歩きに繰り出しました。

バスで通った時に行列のできていた店をチェックしに行きます。

「鳥喜多」という店で30人ぐらい並んでいました。写真は取りませんでしたが、親子丼が有名な店のようです。隣の金物屋もいい雰囲気を出していました。

 

近江牛を使ったカレーパンの看板が出ていて、食べて見ようと入店。でも、売り切れ。代わりにくるみパンを買った。

 

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商店街のあたり

 

 

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黒壁ガラス館 元々は百三十銀行長浜支店の建物だったとのこと

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鯖そうめんのお店?ここもすごい行列でした。

そうか。このあたりは鯖で有名だったのか。食べたかったなー。本を買っちゃったからなー。

 

6.竹生島クルーズ

町歩きが楽しくて、結構時間が経ってしまった。竹生島に行く予定だから、駅の反対側(琵琶湖側)にある長浜港まで、徒歩で向かう。歩いて10分ぐらい。結構大きいテニスのコートがあり、学生の大会が開かれていた。いいな、活気があって。大人になって気が付くこと。

琵琶湖汽船フェリー乗り場に到着。えー、結構人がいる。売り切れにならないかな。心配だ。ここに人がいっぱいいたのか。

並んで往復チケットを購入。3,070円。結構高い(泣)。でも、長浜に来ることなどこの先10年ないと思うから、買います。普段とちがう体験をしにきた訳だし。

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琵琶湖の波しぶき

竹生島(ちくぶしま)。西国三十三霊場の第三十番、竹生島宝厳寺行基が辯財天を安置したという。

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本堂

拝観後、御朱印帳に印を受けます。
 

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石塔

 

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廊下

この廊下はどことなく、船の造りに似ている感じがしますが、秀吉が朝鮮出兵したときの船を解体した木材でできているそうです。えっ!すごいこんな所にそんなものが。確かに、消えてなくなる訳ではないから、どこかにあるのだろうけど・・。へー。

見どころが少ないなーと思っていたら、改修中の拝観場所があったようで、垂れ幕の中を進む。おみくじやってみたら「凶」。嫌気がさしてきました。そういえば、渡す人もどことなくよそよそしかった(笑)。

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ずっと上にある塔です。

率直に言って、期待していたより、見どころが少なかったです。トイレも手を洗いにくいし。チケットを渡す近くのベンチでタバコを吸えるようにしていたりと決して良くなかったというのが私の感想です。もっと良い所かと思っていました。休憩所に入るところも、タバコの煙だらけで最悪でした。

 

見どころも少なく、みな早めにフェリーに並ぶ。フェリーに乗っている方がよっぽど楽しいです。

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フェリーのデッキ。

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午後3時ごろの琵琶湖。サイコー!

フェリーは片道約30分。竹生島には約1時間20分の滞在。

15時過ぎに長浜港に帰ってきました。冬なので、もう夕方のような気分。これから少しまたさっき行った大手門通りに行きます。昼には食べられなかったものを食べたいと思います。
 

7.大手門通り界隈

 戻ってきました。

 

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フィギュア系の店

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焼き鯖寿司の店。

戻ってきたけど、どこもかしも「売り切れ」。結局、何も食べられずじまい。トホホ。

寒くて疲れたので、何か食べて帰りたい。カレーラーメンの店を見つけたので、入ったけど、それも売り切れ!うえー。いいです。何か食べて帰ります。

 

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ラーメン屋。

これを食べて、予定より早く帰りました。

帰りの電車で、スポーツ系の団体と乗り合わせて、乗車の順序を守らないわ、席を大量に占めているわ、うるさいわで最悪でした。

 

結局この人の収穫は、国友鉄砲の里資料館だけでした。

その反省を踏まえて、長浜市へ行く人へのアドバイスです。

 8.長浜観光のポイント

振り返ってこうしたら良かったと思うことをまとめます。

①名店で御飯を食べること。

このあたりで言えば、近江牛を使ったものや、鯖寿司(さばずし。ふなずしじゃないよ。)のあたりが人気のようです。

もう一度行くなら、昼ご飯に鳥喜多の親子丼を、パン屋で近江牛入りのカレーパンを店内で飲み物と一緒に飲み、焼き鯖寿司を帰りの電車で、お酒と一緒に食べます。もし混み過ぎていて無理ならば、やはり駅前の平和堂で何か食べます。

ちなみに、鳥喜多は11時30分ごろには20人ぐらい並んでいました。

②大手町通りあたりをゆっくり散策。(「長浜まち歩きMAP」が便利)

歩き疲れ防止のために、1時間に1度くらい店でゆっくりすることをおすすめします。

普段財布のひもが固い人も、その分のお金を使う心の準備を事前にしておけばいいいでしょう。

「長浜まち歩きMAP」が便利なので、駅や観光案内所で手に入れましょう。

大手町から長浜城あたりまでは徒歩で十分回れます。駅からそれぞれ約10分ぐらいの距離です。

③お城の方に行き、琵琶湖を眺める。

御朱印集めをしている人は別ですが、竹生島まで行く必要はないと思います。フェリーは楽しいですが、別の琵琶湖クルージングの方が満足度が高いと思います。

④国友鉄砲の里資料館

私のように日本の思想、歴史に興味のある方は、是非訪れて下さい。小規模ですが、歴史的なものがぎっしり詰まっています。分かる人には分かる良質な資料館です。

  

これで私の長浜観光の体験記は終わりです。Fitbitのスマートウォッチで2万3000歩ぐらいでした。

 

お付き合いありがとうございました。

 

この後は国友鉄砲の里資料館で購入した論文集・図録について記事を作成する予定です。