Book Zazen

書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。

停滞ーこの1週間を振り返るメモ

 

やっと、連続勤務が終わり、明日は休日。この1週間を振り返ることにしよう。

 今週後半をあらわす言葉は「停滞」だろう。雨がきつすぎて、職場と家の往復以外どこにも行っていない。おかげでお金を使わずに済んだが・・。

 

平成30年7月8日(日)晴れ

 やっと晴れた。西日本豪雨の約3~4日間が明けた。例年、梅雨明けがこのころだったと思うが、今年は梅雨どころではなかった。記録的な大雨で、死者が40人以上という事態までに発展した。雨だけでこのような死者が出るとは、驚きである。

 大阪北部地震でも都市部を直下型地震が襲った。交通インフラが停止し、ガス供給などのライフラインに損害を与え、社会機能がマヒした。

 

藤井聡氏の唱える「列島強靭化」という言葉を思い出した。築土構木の思想的な本を読み進めたくなってきた。

 

私は学部的には土木とは無縁であるが、道路補修のアシスタントをした経験があり、土木にも興味がある。

 

経済産業にあかるい中野剛志氏といい、土木に詳しい藤井氏といい、思想系に熱心に取り組んでいる佐伯・柴山両氏といい、西部邁氏の弟子筋にあたる人々の今日の活躍には目を見張るものがある。とはいえ、このブログはあくまでも私自身の考えたこと、感じたことを書くブログ。誰の主張の奴隷にもなるつもりはない。ただ、自分より優れている人物や資質については、すなおに認めたい。

 

平成30年7月6日(金)雨

日経6面 「グローバルオピニオン」欄

フランシス・フクヤマのインタビューが掲載されていた。

その主な目的は、トランプ政権の批判とその対応策の提示である。

・トランプが2期務める可能性はある。⇒その場合、アメリカの変質は決定的。

・貿易戦争は危険な行為。⇒第二次大戦の遠因となった、スムート・ホーリー関税法を思い出せ。

米朝会談:完全な非核化が行われるのか懐疑的。なのに、首脳会談という大事な切り札を切った。

アメリカが世界のリーダーたる役割を放棄する一方で、中国やロシアなどの独裁国家が台頭。⇒国際秩序が危機に。

・自分は、民主主義と自由主義経済の未来(?)を信じている。だが、後退局面にある。

・日本、欧州、オーストラリアが国際秩序に大きな責任を果たせ。

ナショナリズムに屈するのではなく、世界の繁栄を支える制度や機関を守れ。

・日本は、価値観を共有する同盟国らと関係を強化しながら、国益を追求よ。

⇒防衛費を増やし、自衛力を高める必要があるだろう。

 

*簡潔ながら、これがフクヤマ氏の現状認識である。編集委員の小竹氏は「歴史の逆流を止めよ」とコメントしている。民主主義と自由主義経済が後退し、独裁国家か台頭していることが「逆流」であるという。

 

**私の疑問は、日本について言及した後半部分(太字にしておいた)にある。「ナショナリズム屈することなく」世界の繁栄を支えよと言っているが、次の段落で「防衛費を増やせ」という。「防衛費を増やす」ことは、我が国では「ナショナリズム」と結び付いた行為と受け取られるだろうし、国内・国外から批判の大合唱となる政策であるので、実際には無理だろう。

「防衛費」を増やすことで、独裁国家に対する抑止力となるという論理が説得的に論じられねばならないが、紙幅の都合か、当然の前提なのかして論じられていなかった。

民主主義と自由主義経済を(現時点で)共通の基盤とする国々がそれを守る手段は、軍事的な手段だけではないと反論されるだろう。特に、日本国憲法の下では、独裁国家に対してであっても、軍事的手段は取れないと反論されるのではないだろうか。

 

***原洋之助『アジア型経済システム』(中公新書、2000年)の101頁に、わずかながら「スムート・ホーリー関税法」に言及あり(2018.8.1)。

 

7面 金融経済欄

世界の取引所では上場投資信託ETF)が急成長中らしいが、我が国ではそうではないらしい。

記事によるとETFは「1990年カナダで誕生」、「金融商品で20世紀最大の発明のひとつ」とのこと。

日本(東証)で取引がいまいちな理由は、投資家が思うように売買できないという「流動性の低さ」にあるという。そのため東証では、流動性を高め、売買を活発にするような手段をとるという。

 

 

などなど。

 

 

今月、世間では夏のボーナスが出たらしい。新聞で知った。そもそも私にはボーナスがないから忘れていた。あと何年、ここで時を無駄に過ごすのだろう。私の生きてきたこの5年間に何の意味があったのだろう。自問自答し、答えのでない中、雨で清められた空の下、仕事の帰り道をそれて、緑の公園を歩く。

 

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スマホを購入した大きな理由は、デジカメを持ち歩かなくとも、きれいな写真撮影ができるところ。いまさらながら、スマホはすごい。あらためて感動する。