Book Zazen

書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。日本でのアニマルウェルフェアの推進に賛成します。

大森曹玄翁の大河②

山田無文氏らと並んで、大森曹玄翁の写真が掲げられている」。

 

 

私が、所属する大学の単位互換制度を利用して、花園大学坐禅講座(3日間)を受講したのは、平成20年(2008)のことだったと思う。

 

初めは教室での講義、2日目後半から、「無文館」と呼ばれる坐禅堂に移動。坐禅を実際に体験する。

 

学生は男女ともに200人ぐらいいた。

花園大学の必修科目でもあったのだろうか?仏教系の私立大学として、福祉系の資格を取るためなどに入学してきた男女も参加しているのか?みながみな坐禅に興味がありそうだというわけではない。

 

禅堂に入ると、寶積玄承氏がいた。

 

大森曹玄翁の弟子である。

 

有名な禅僧を初めてみたのは、この時である。

 

大森曹玄翁の著作を読んでから、6年ぐらい経過していたのだろうか。

 

 

普段していない姿勢は、苦痛であったが、とにかく一歩踏み出してはいた。

 

・・・・・

大森曹玄翁は、『大森曹玄翁夜話』巻末の年表によると、昭和五十三年(1978)、翁74歳のときに、花園大学学長となったようだ*1

 

とはいえ、私立大学の学内で「のうのうと」生きてきた人ではないのである。

 

全く逆である。

 

 

(続く)

 

 

 

 

*1:鉄舟会編『大森曹玄翁夜話』鳥影社、2004年