久しぶりに、母校の大学図書館に行ってきました。
新入生歓迎シーズン。サークルのブースが出展されたり、図書館前でバンドの演奏があったりして楽しそう。
卒業してからも、折を見て、ここには来ていたが、前回から1年以上経っている。
家庭、仕事、時間、ふところ事情、いろいろあったからだ。それに休日返上してパソコンスクールにも行っていた。Web能力クリエイター試験も受けて、授業としてはあと1日のみ。少し時間の余裕がでてきたので、本を見に行きました。
ジム
午前はジム。健保で契約しているジムだから、月会費は不要。1回数百円程度なので、通えます。
ラーメン屋
前から気になっていたラーメン屋に移動して、昼食。普通のラーメンを頼んだ。入店してくる人は職人系の男性のみ。灰皿がおいてあるから、誰かがたばこを吸う前に、早く食べて出ました。タバコの煙は苦手。味はそこそこですが、男のみのデリカシーのないラーメン屋なので、もう行きません。
久しぶりに来た母校。このキャンパスは主として、1・2回生の時に通った。自宅から遠くなく、卒業してからも図書館利用のために何度も来ていたが、今回「新入生歓迎シーズン」で活気があって、タイミングが良かった。
図書館に入ると、改装されていて、もともときれいであったが、さらにきれいになった。例えると、東京のビジネスホテルのロビーみたいな雰囲気だ。
いまは主として理工系のキャンパスなので、人文・社会系の蔵書は少ない。だが、それでも市立図書館に比べれば何倍もましだ。今回も目当ての評伝がすぐに見つかった。古本屋で買うと、そこそこの値段で、しかも汚い。でもここの蔵書はきれいで、無料だ。
さらに用事に使うため購入した110CCのバイクがあるので、1~2週間に1度くらいは来れるから、別のキャンパスの図書を予約して、受け取りにくることも容易だ。前は、電車代を気にして、これなかった。
よっしゃ。これで資料へのアクセスが良くなり、お金をある程度節約でき、モノを増やさない生活ができるぞ!
私は母校の一つのキャンパスが近かったから、大学卒業後も、こういうことができるが、遠い人は大学図書館という専門書中心に構成されている図書館へのアクセスを失う。海外の大学を卒業したなどはどうしているのだろうか?
必要な資料をすべて自分で購入すると、お金・スペースの面で苦労する。それは家庭に負担を与えることになるから、育児や介護が必要な人には困難である。公共図書館を使うとしても、都道府県立図書館ならともかく、市立図書館の蔵書は、専門書という観点から見たら貧弱ではないだろうか。専門書の取り寄せを頼むと、時間がかかるわりに、貸出期間が短い。
学食
そんなことを考えながら、学食でご飯を食べた。ごはんS,チキン、サラダ、ヨーグルトで500円弱。安い。
本当に大学が好き。ここに住みたいぐらいだ。
これで正規の学生と同じぐらい情報環境が利用できれないいのになー。人数限定、利用料金徴収でもいいからやってくれないかなー。「科目等履修生」なら可能なのかなー?
調べて見よう。
書籍部
そんなことを考えながら、生協の書籍部へ。
あっ!会田弘継氏がラッセル・カークの『保守主義の精神』が中央公論新社から翻訳されている。
アマゾンと出版社のHPによると、「本邦初訳」だそうだ。なぜこのような重要だと考えられている本が翻訳されていないのだろうかということは前にも書いたことがある。
私も何か翻訳したいと思っているが、実力と時間のほどがない。もっと頑張ろう。
ウィリアム・バックレー・ジュニアの本も購入して最初の方を読んだが、記事にできていない。私の仕事の遅さと、会田氏の活躍ぶり。やっぱり、仕事で積んだキャリアの差がこういう形ででるんだなー。あーあ。
大学を卒業し、キャリアを形成する。うらやましい。私にはうまくできなかったことだ。目の前にいる若い大学生も「新入生歓迎」期間の陽気な雰囲気もいつのまにか終わり、卒業して、生活のために給料を稼がないといけなくなる。育児、介護、病気、失業、様々なライフイベントが起こり、身動き取れなくなる。ちょうど今の私みたいに。
若くして亡くなる人もいる。
いまは学業の成績表だが、そこに職歴や給与明細という成績表が新たに加わる。年齢層も様々な社会のなかでもみくちゃにされ、身も心も疲れ果てていくのである。安い学食もない。
でも久しぶりに楽しい1日だった。桜の花の下の「新入生歓迎シーズン」楽しかった。ありがとう。おやすみ。