Book Zazen

書評を中心に自分の好きなことを詰め込んだブログ、光明を失った人生について書き残しておきます。日本でのアニマルウェルフェアの推進に賛成します。

中国の思想

本日買った本ーシン=トゥン・ヤウ、スティーブ・ネイディス『宇宙の隠れた形を解き明かした数学者ーカラビ予想からポアンカレ予想まで』)令和5年3月26日(日)

本日買った本ーシン=トゥン・ヤウ、スティーブ・ネイディス『宇宙の隠れた形を解き明かした数学者ーカラビ予想からポアンカレ予想まで』)令和5年3月26日(日)雨 昔、ブライアン・グリーンの『エレガントな宇宙』(草思社、2001年)を読んだとき、「カラビ…

今週買った本ー岡本隆司『曾国藩ー英雄と中国史』(岩波書店、2022年)ー令和4年7月23日(土)晴れ

今週買った本ー岡本隆司『曾国藩ー英雄と中国史』(岩波書店、2022年)ー令和4年7月23日(土)晴れ 岡本隆司『曾国藩』 購入動機 私が清末の政治家・曾国藩をはっきり意識したのは、安岡正篤氏の『東洋思想と人物』(明徳出版社、平成十一年)によってであった(…

「事上磨錬」ーこれからの目標ー令和3年4月21日(水)晴れ

「事上磨錬」ーこれからの目標ー令和3年4月21日(水)晴れ 「事上磨錬」ーこれからの目標ー令和3年4月21日(水)晴れ 三島由紀夫「革命哲学としての陽明学」(『行動学入門』文春文庫、1974年所収) 山田準『陽明學講話』明徳出版社、平成九年 まとめ 晴…

日本のために日本だけを見ていてはいけないー副島隆彦氏『アメリカ騒乱に動揺しながらも中国の世界支配は進む』(ビジネス社、2021年

日本のために日本だけを見ていてはいけないー副島隆彦氏『アメリカ騒乱に動揺しながらも中国の世界支配は進む』(ビジネス社、2021年) 副島隆彦氏の本を買ったのは久しぶりだ。私は、毀誉褒貶があっても副島氏の「覇権」系の本には学ぶ点があると考えている…

オマーンと日本との関係ー日経2020年11月18日(水)の全面広告 令和二年十一月二十一日(土)

お金があるところに、文化的なものも集まってくるのかして、日経には企業の経済事情だけでなく、文化的に興味深い時がある。 そんな記事というか全面広告(26・27面)が「オマーン・スルタン国特集」である。 広告は経済を石油などの地下資源だけに頼るので…

エズラ・パウンド、ダンヌンツィオ、三島由紀夫ー断捨離の後悔、筒井康隆氏『ダンヌンツィオに夢中』の場合ー令和二年七月十二日(日)

エズラ・パウンド、ダンヌンツィオ、三島由紀夫ー断捨離の後悔、筒井康隆氏『ダンヌンツィオに夢中』の場合ー令和二年七月十二日(日)) 人生の節目、節目に本の断捨離を行って来たことは、以前に書きました。 関連記事:カテゴリー「断捨離」を参照してい…

論語「暴虎馮河して死して悔いなき者は」ー令和2年2月24日(月)晴れ

論語「暴虎馮河して死して悔いなき者は」ー令和2年2月24日(月)晴れ 「子の曰わく、暴虎馮河(ぼうこひょうか)して死して悔いなき者は、吾(わ)れ与(とも)にせざるなり。必ずや事に臨みて懼(おそ)れ、謀(ぼう)を好みて成さん者なり」(述而一〇) …

「方法としての中国」を読むー令和元年1月4日(土)

「方法としての中国」を読むー令和元年1月4日(土) 「方法としての中国」を読むー令和元年1月4日(土) 日経(2020年1月5日朝刊)の一面「逆境の資本主義ー4-」 「方法としての中国」を読む(溝口雄三氏の『方法としての中国』東京大学出版会、1989年…

処世四耐-安岡正篤氏『人生信條』よりー令和元年12月14日(土)

処世四耐-安岡正篤氏『人生信條』よりー令和元年12月14日(土) 「冷に耐へ、苦に耐へ、煩に耐へ、閑に耐ふ」 (処世四耐-安岡正篤氏『人生信條』致知出版社、平成二十一年、31頁) 「以て大事を為すべし」との言葉が続いたはずだが、何で見たのか分からな…

私の稲盛和夫論①ー『成功への情熱』

私の稲盛和夫論①ー『成功への情熱』 小・中・高の時に、働いている自分を想像できただろうか。 ー私はできなかった。 会社の中で働くサラリーマンになりたかったのだろうか。 ーなりたくなかった。 大学の時は、どうだっただろうか。 ーやはり純粋な思想に重…

「覇権」の「覇」とは何かー横山光輝『項羽と劉邦』より

中西輝政氏の『アメリカ帝国衰亡論・序説』の紹介の際に、「覇権国」「覇権争い」などとよく用いられているのだが、「覇権」という言葉の意味は何だろうか。 現在の「覇権」の意味は、『広辞苑 第五版』によると、 ①武力や権謀をもって競争者を抑えて得た権…